公益社団法人 仙台青年会議所 広報誌 のぞみ
公益社団法人 仙台青年会議所
広報誌 のぞみ
① 仙台青年会議所とSDGs包括連携協定を結ぶことになった背景、戦略について
MS&ADホールディングスならび当社では、国内企業に先んじて2018年策定の中期経営計画「Vision2021」にて、先進国・途上国の政府をはじめ、民間企業やNGOなどが実現に向けた取り組みを開始しているSDGsを、社会との共通価値創造のあり方を示す道標として取り入れました。以降当社では、様々な企業活動(=価値創造ストーリーの実践)を通じて、SDGsを意識し、「レジリエントでサステナブルな社会」の実現を目指し取り組みを進めています。「SDGs未来都市」に選定され、「SDGs未来都市計画」を作成し、防災力・災害対応、そして市民の皆さまの防災意識向上に取り組んでいる仙台市において、仙台青年会議所が仙台市とともにSDGs推進に注力していることを知りました。そこで、より多くの方々や企業に対し、SDGsに対する意識や防災の意識の向上を通じて、仙台市の「あるべき姿」の実現をサポートさせていただきたいと考え、仙台青年会議所と包括連携協定を提案いたしました。
また、近藤支店長は元々、堺市において、SDGsプラットフォームの第1期を努めており、仙台市においてもよりSDGsを推進したいという強い想いがありました。
②SDGs包括連携協定を結んだことによるメリット
仙台青年会議所と包括連携協定を締結したことにより、当社のSDGs取組を知っていただく機会を得ることができ、仙台市における当社プレゼンスの向上に繋がりました。また、2023年のSDGsWeekにて、当社代理店組織である仙台MSAと当社仙台支店共同で「防災特設ブース」を出展しました。約400名という多くの市民の方々にブースに立ち寄っていただきました。ブースで実施した「子ども向け防災クイズ」や「防災チェックサービス」を通じて「防災への気付き」があったとの多数の意見をいただき、防災意識の向上を後押しできたものと考えています。
③今後のSDGs活動方針
企業の皆さまを中心に、当社が提供するSDGs支援サービスを用いて課題解決を行い、地域・企業の皆さまの発展に貢献したいと考えています。また、自治体・組織団体・地域金融機関の皆さまとのパートナーシップを通じて、地域のSDGsに対する意識や取組する風土の醸成を図っていきます。七十七銀行・仙台銀行にて、当社が提供するSDGs取組支援サービス(SDGs診断・状況整理・SDGs宣言書策定支援)を導入いただき、多くの企業にSDGs宣言書を策定いただいています。
④今後のSDGsWeekにて三井住友海上としてどのような企画、取り組みを行う予定か。
引き続き当社は、SGDs取組のオピニオンリーダーとして、SDGs宣言書の策定後の具体的な取組課題の解決のご支援や、当地におけるSDGs普及を目的としたセミナーなどを開催し、地域に対しSDGsを通した貢献を目指していきます。また、当社では事故(保険金支払い)発生に限定することなく、補償の未然防止やリカバリーに関する様々なソリューションをご案内していきます。補償前では当社ドライブレコーダーの安全運転支援アラート機能や見守るサイバー保険、防災士認定の防災グッズの販売、また、補償後にはインタ総研のRMサービスや水災デジタル調査などのソリューションを提供していきます。具体的にはSDGsWeekイベントのコンセプト(例:2023年はSDGs×防災)や会場によってできる内容が変わってくるため、テーマと親和性の高い企画を取り組みたいと考えています。
また、これは個人的な構想ですが、いつかご当地SDGsバッジを作りたいです。
伊達政宗の三日月模様のものなんて面白そうですよね。
⑤SDGsの講師(インタ総研や経サポ、プロモーター等)は普段どのような普及活動を行っているか。
当社の講師は、全国の自治体・組織団体・金融機関や個別企業向けに、セミナーを通じた啓蒙活動や個別課題の解決に向けたコンサルティングを担っています。また、当社では、社員が講師を担えるよう毎年トレーニングを受けており、日々の活動の中で個別のセミナーや普及活動を行っています。
⑥今後の仙台青年会議所とのSDGsを通した関わり方、展望について
MS&ADおよび当社は2018年度から一貫し、サステナビリティやCSV(社会との共通価値の創造)を戦略の柱としています。組織の年度計画にCSVを織り込み、取り組みを進め、ふり返る、一連のサイクルがグループで共有され、今やグループ全社員の価値観に深く織り込まれています。また、ふり返りの一環としてグループ内で毎年開催する「サステナビリティ・コンテスト」には、これまでに約2,000件の取り組みが報告され、社会課題の解決に具体的に貢献してきた実績があります。2018年からの取り組みによる事例を通じて、当地におけるSDGs取り組み・課題解決をより一層推進し、宮城県・仙台市の地域社会の発展に貢献していきたいと考えています。
また、仙台青年会議所は、単年度制ということで、昨年関わっていた方と今年も継続して活動できないという寂しさはありますが、裏を返せば色々な方と出会える機会をいただけるということですので、一期一会を大事にしていきたいと思っています。