公益社団法人 仙台青年会議所 広報誌 のぞみ
公益社団法人 仙台青年会議所
広報誌 のぞみ
学生交流・学生若者と経営者を繋ぐプラットフォーム 『AIR FIELD』の皆様に、2024年度のSDGsWeekでは、運営に携わっていただきました!
そこで、代表の戸叶大地さん、副代表の三品さんに、SDGsWeekに関するお話を中心にインタビューさせていただきました!
<AIR FIELD(エアフィールド)について>
〇設立経緯を教えてください。
SMIクラブという経営者団体で出会った経営者さんと、学生と経営者が気軽に交流できる場がないから作れないかという話になり、一度交流会を開催したところ好評で、2022年9月頃に、学生と経営者の交流の場を提供する団体として発足しました。
〇メンバー数や構成を教えてください。
現在は6名で企画運営しています。山形大学、東北大学、東北学院大学、宮城大学、東北福祉大学、東北工業大学、尚絅学院大学、仙台高等専門学校などの学生で運営してきました。
〇どのような活動を行っていますか。
活動内容は大きく4つあります。
①学生と経営者との交流会(お酒も交えながら):2か月に1回程
②学生同士の交流会(サッカー、バレーなどのスポーツ会や飲み会):月に1回程
③協賛企業さんへ向けたインターンシップの企画や集客
④仙台アイディアソン
③のインターンシップのイベントについては、企画から行っています。これまでは、経営者とのトークセッションや経営者セミナーなどを実施しました。また、企業内において学生が活動する通常のインターンも行っています。
④の仙台アイディアソン(アイディア✖️マラソン)は、仙台市の補助金(ユースチャレンジプロジェクト)をいただき、仙台市と共同で企画しているもので、参加企業の課題解決案を、参加学生が2か月程議論して考え、プレゼンを行うという企画です。プレゼンによって、点数が高かったグループには賞金を用意しています。今年の参加企業は10社程であり、参加学生は30名程でした。
〇どのような企業と交流会を行うのですか。
協賛企業の経営者さんと行っています。万代さん、お茶の井ケ田さん、ハミングバードさんなど多くの企業さんにご協賛をいただいています。ホームページを見ていただければ、協賛企業一覧をご覧いただけます。
〇交流会のプログラムなどがあれば教えてください。
開催する度に模索しながら取り組んでおります。最初の頃は、お酒を飲みながらざっくばらんに交流する会でしたが、最近は協賛企業の社長さんからトークセッションを行っていただき、その後にフリートークの交流会を行うという流れをとっています。
〇交流会ではどのような学びや喜びがありますか。
代表)学生生活では出会えない経営者の方と出会えることで、学生にとっては視野がとても広がります。「社長」に対する印象が変わりますし、東北の企業に目を向ける良い機会になっています。また、学生同士も意識が高い人同士で知り合うことができ運営サイドにも新たな出会いがあります。
三品さん)学生にいろんな選択肢を与えてくれます。これまで50社以上の企業さんに参加していただき、経営者さんの話を一方的に聞くのではなく、飲食を伴いながら、「君はどういったことに興味を持っているの?」などと話を聞いていただき、双方向のコミュニケーションによって、学びに繋がりやすいと感じています。参加学生の就活に繋がっている面もあります。
〇苦労していること、改善していきたいこと等ありますか。
代表)今一番悩んでいるのは、団体を維持する方法です。運営サイドが同年代であり、卒業や就職などが控える中、我々がいなくなったのちに、同様の活動を継続できるのかを最も課題に感じています。
また、イベントごとに、参加者の顔ぶれが毎回一緒になりがちという点も大きな課題です。学生たちには、様々なイベントに参加して欲しいという思いです。どうしても、参加者は属人的になってしまう面がありますが、今いる運営サイドがいなくなっても集客できるよう、イベントの魅力で来てもらえるようにしたいです。
まずは、後輩ともっと飲みに行くしかないですね。笑
三品さん)大学生は平日授業があり参加が難しい一方、企業さんは平日を希望していて、タイミングをとるのが難しいという面があります。また、ありがたいことに増えていくイベントを、十分に捌けるように、運営サイドの人数を増やしていかないといけないと思いますし、業務を分担できる組織化を進めていかないといけないと思っています。
〇団体としての、今後の展望を教えてください。
協賛企業さんの数をもっと増やしていきたいです。
参加していただいた学生さんに、参加してよかったと思ってもらう自信はありますので、とりあえず来てもらうということを考えると、運営資金を増やし、スターバックスの商品券をプレゼントするなど、学生が参加したくなる仕組みづくりをする必要があります。そのためには、協賛企業さんを増やすことが一番の近道だと思います。
<SDGsWeekについて>
〇SDGsWeekへの参加のきっかけを教えてください。
AIR FIELDは、仙台青年会議所との繋がりがこれまでなかったため、繋がりを作りたい、新しい企業の方々と繋がりたいと思い、参加しました。
〇SDGsWeekではどのような役割を担いましたか。
代表)主に出店ブースの出店者集めを行いました。私たちは、メディアテーク前の緑道の出店ブースを担当しており、毎日8~10店舗、合計で30店舗の出店者さんにご参加いただきました。InstagramのDMで100件以上連絡をするなど、集客には苦労しましたが、出店者さんと交流でき、得難い経験となりました。
オープニング、クロージング登壇
学生同士のトークセッションを担当
〇SDGsWeekに参加した感想を教えてください。
仙台青年会議所の方々、出店者の方々と、新たな繋がりができて、人との新たな出会いに尽きます。定禅寺通りのとても大きなイベントに関わることができ、団体としてはとても光栄でした。
〇思い出に残っているエピソードを教えてください。
三品)最終日のトークセッションです。大髙理事長と都市デザインワークスの榊原さん、仙台市の方とお話しさせていただき、仙台市内での様々な活動を知ることができ、知見が広がり、大変貴重な経験となりました。
〇SDGsWeekの改善点等考えていることがあれば教えてください。
代表)天候が悪かったことは仕方ないが、定禅寺通りの緑道は元々人通りが少ない場所で、お客さんが少なかったことが心残りでした。定禅寺通りの緑道は、出店ブースとして用いない方がいいように思います。どうしても人通りが少なかったため、出店者の方々は売り上げが立っておらず、申し訳ない思いでした。来年度も、定禅寺通りの緑道を用いる場合には、集客をする工夫が不可欠だと思います。
三品)参加者の年齢層は社会人以上の方々がほとんどでしたが、今は義務教育にSDGsが取り入れられており、小中学生の方がSDGsに詳しいと感じます。そのため、小中学生が参加できる場を作ったり、SDGsを研究している高校生が参加する場を作ったりできれば、親御さんも一緒に参加するという意味で集客にも繋がるものと思います。
代表)確かに、一度、課外学習で小学生が20名程、SDGsWeekを見に来たことがありましたが、その時の盛り上がりが、一週間のうちで最大だったと感じました。
〇今後のSDGsWeekに関する展望があれば教えてください。
子ども達よりも、大人の方がSDGsを気にしていないように感じますので、SDGsがもっと身近であることを知ってもらう機会を作れたらと思います。また、SDGsの必要性を十分に考え、伝えていく必要があるものと思います。
〇来年度以降のSDGsWeekへの参加の希望はありますか。
私たちがいるか分からないため、下の代がやれるかと問われると難しいようにも感じます。出店者集めとその後の連絡、出店者ガイドに載っていない事項について質問が来て、運営に確認し、間に入って回答するといったやり取りが、これまでで一番働いたんじゃないかと思うくらい働いたように思います(笑)。でも、とてもいい経験で、来年も可能であれば参加したいという思いです。
<仙台青年会議所について>
〇仙台青年会議所に対してはどのような印象を持っていますか。
他団体の方々と話すと、「JCはちょっとやばい」などと聞くことが多かったですが、今回関わらせていただいて、全くそんなことはなく、いい方々ばかりだと感じました。印象が180度変わりました。
〇SDGsWeekに関わらず、今後の仙台青年会議所との関わり方で、お考えのことはありますか(花火や事業での連携など)。
多彩な経営者の方々と関わって、多くのイベントを開いていきたいと考えていますので、今後もぜひ関わりを持たせていただけたら、大変嬉しく思っています。